ニューバランスのインソールとドクターショール比較

スポーツからハードな立ち仕事まで幅広いシーンにはNB。コスパ重視の日常使用にはドクターショール

Amazonで売れまくっててお値段も近いインソール2種を比較してみました。結論から申し上げると

スポーツシーンでも抜群のパフォーマンスを発揮するのに、普段使いや立ち仕事まで使えるオールラウンダーはニューバランス
とにかく安いやつで良いんだよ！普段使いや立ち仕事で使うだけなら、ドクターショール

高価なインソールを何年も大事にし続けるより、手頃な価格帯のインソールを何か月か一回・定期的に交換する方が身体には良いはずです。
どちらもAmazonで★4以上の人気インソールですが、一体何が違うのか、自分はどれを買うべきなのかと悩んでいる方はご覧ください。

製品比較

	LAM35689（RCP280）	ドクターショールGelActive (ワーク)

価格	定価￥2,200	参考価格￥1,473～(お店や時期で変動
土踏まずアーチ有無	あり	なしだが、ジェルが土踏まずまで来る
衝撃吸収	EVA、ABZORB(スポンジ素材)	ジェル
滑り止め	あり(インソール表面) 靴の中で足が滑りにくい	なし
厚み	かかとにかけて厚くなる	薄め
重量	片足32g	片足42g
硬さ	やや硬い	柔らかい
防臭機能	なし	あり

大きな違いは・・・

ニューバランスは、軽量なプラ素材の土踏まずのアーチサポートがある。ドクターショールは明確なアーチサポートが無い。
ニューバランスの衝撃吸収は主にスポンジ素材(＝潰れる)、ドクターショールはジェル(＝潰れない)

ニューバランスとドクターショールを8時間履いてみた

検証条件

人気モデルで持っている人も多いML574に入れました。
もともと入っていたインソールは抜きます。(使いません)
8時間の立ち仕事時に使用しました。

汎用性が高すぎ・機能も良いニューバランス　LAM35689(旧名称RCP280 )

特長

激しく動くスポーツ向き
長時間の歩行・立ち仕事向き
土踏まずを支えてくれる機能

メリット

￥2,200で安価、コスパ抜群
高反発、足がスイスイ出て歩きやすい
靴の中で足が滑りにくい
多機能なのに軽量

注意点

ドクターショール(ワーク)に比べて、厚みがあります。
元々入っているインソールを抜くことが出来ない靴へ入れ替えた場合、靴が窮屈になってしまうことが懸念されます。

ニューバランスで一番売れているインソールです。
まず、反発力が他のインソールよりも段違いです。常にこのインソールを使っていたら麻痺してきて分からなくなるのですが(笑)足がスイスイ進むので足に余計な力が入らなくて一日疲れません。
「インソールは柔らかければ良い」と思っている方も多いですが、柔らかければ良いってワケじゃないのよ！と実感できるはずです。

なんといっても、表面の繊維が滑りにくくなっているものは他社製品にあまり無い。足ブレが気になる方にはとても良いです。
私はこれに慣れてしまい、滑ってしまうインソールが使えなくなりました・・・。
アーチサポート機能つきのインソールを入れると靴がとても重たくなってしまった事があるのですが、それも無い。

全体のバランスがすごく良い、ユーザビリティ溢れるインソールです。
色々使ってきましたが、結局コレに戻ってきてしまいます。

ヘタな安物買うならこれを買うべきドクターショールジェルアクティブ(ワーク)

特長

クッションがヘタリにくい
柔らかい感触
厚みが少なく靴に干渉しない

メリット

ジェルクッションなので体重がかかってもヘタらない
アーチサポート(土踏まずを支えるパーツなど)で足が痛くなってしまう方には良い
消臭機能が付いている
靴が重たくならない

正直、100均とかで安物を買うくらいならドクターショールを買った方がいいかも。
インソール界隈の中ではコスパは抜群に良いと思います。また、疲れにくさも申し分ありませんでした。

ドクターショールのインソールは今回使用したワークの他にも、エブリデイ、アクティブプラス(スポーツ用)など様々な種類があります。
今回は普段使い～立ち仕事で使いたかったのでワークにしました。
ドクターショールは女性がいつかは通る道【メディキュット】などが関連商品としてあり、薬局などでも気軽にゲットでき、販路が広いのが魅力です。

パッケージには【16時間使用しても新品と同じ衝撃吸収性(実証済み)】とあります。
なるほど・・・確かに、EVA(一般的なクッション素材)などと違って体重がかかってもジェルが縮んだりしない。
そのぶん地面からの反発性は弱く、低反発な感じなので、柔らかい履き心地を好んでいる方にはオススメです！

ニューバランスのインソールと違って、土踏まずにフォーカスした機能はありませんが、ジェルがかかと～土踏まずの中間まで来ます。
厚みも薄いので元々入っているインソールを取り出すことができない場合でも干渉しなさそうです。(例：コンバースとか)

ML574に入れた時のサイズ感

私は普段から、ニューバランスのスニーカーはジャストサイズで履いています。(アジア生産はすべて25.5cm)
それを踏まえた上で、インソールを入れ替えた時のサイズ感を見ていきます。

ニューバランスの場合

靴の中の隙間が減って、足がより靴にフィットしますが、決して窮屈にはなりません。
足長は丁度いいのに、甲が少し余ってスカスカしていたのが気にならなくなりました。

サイズは合っているのに、歩くと足がカパカパする時に重宝します。

ドクターショールの場合

元々入っていたインソールの感じと、ほぼ差がありません。
内緒で入れ替えられても気付かないんじゃね！？というくらい自然で、厚みは全然足されません。

厚みを足されたら困る靴全般にはドクターショールがオススメです。

素材比較

柔らかさ

ニューバランスは土踏まずの大事な部分は硬く、ドクターショールは全体的に柔らかい

ドクターショールは、ジェル素材が主体の作りになります。
そのため、靴の中に入れる時にジェルが引っ掛かかって滑りが悪いのが気になりました。
ただ、これを何とかしようとするとインソールが重くなってしまったり、コストが上がってしまったりしそうですね。

ニューバランスと違って良い所は、防臭機能があるところです。
別売りのインソールに入れ替えると、元から入っているものより蒸れやすかったりするので、ありがたい機能です。

ニューバランスは、EVAなどが主体の作りに、土踏まずの部分だけTPUスタビライザーという軽量のプラスチックが埋め込まれています。
土踏まずのサポートが痛かったり、足に合わないかも・・・という心配がある方は、土踏まずのサポートがマイルドなドクターショールがオススメです。

土踏まず以外はスポンジのような素材なので柔らかいですが、土踏まずだけが体重がかかっても耐えられる作りになっています。
疲れてくると落ち込む土踏まずのアーチを支えることによって疲れにくさを実現する構造です！