2023年7月に改良版をアップしたので、よろしければこちらもご覧ください。
どうしても洗いたい場合はスニーカー用のシャンプーで洗う!
まず初めに・・・基本的にニューバランスのスニーカーを水洗いするのはオススメしません!
革を使った製品は風合いが損なわれたり、型崩れしやすかったり・・・かなり技術と鍛錬が必要だったりします。
ですが補色する前、ガンコな汚れがある場合、どうしても洗いたい時はあると思います。
こちらの記事では、大事なスニーカーを長くキレイに履いていただくための、スニーカーシャンプー選びや洗い方をご紹介します。
今回使用するシャンプーとスニーカー

- (左)ジェイソンマーク
- (右から2番目)コロンブス スニーカーケアスプレーシャンプー
- (右)コロンブス スニーカーケアシャンプー(丸洗い用)
今回使用するクリーナーと、めちゃくちゃに汚れたM996RRGをご用意しました。
- 素材はスエードとメッシュ
- もともとのお色は薄めグレーにホワイトのメッシュ
左足をジェイソンマーク、右足をコロンブスの2つで洗っていきます。
①ジェイソンマーク (参考価格¥2200)
特徴・しあがり
- ・丸洗いタイプ(流水でジャバジャバ濡らす)ではありませんが部分的に濡れる
- ・ひどく汚れていると完全には真っ白にならない印象
- ・経年劣化やあじを楽しみたい方に好まれそうな仕上り
- ・作業の手際が早いほうが良い
使い方(ジェイソンマーク)
靴ひもを外し、スニーカーの表面をブラッシングして細かいホコリを落とします。
靴用のブラシか、無ければ歯ブラシでも大丈夫です。
ホコリを落とさないと、余計に汚れが広がります!
水を張ったボウル(空き容器でもOK)に、付属のブラシをしっかり浸けて濡らしたあと洗剤を垂らす。
ブラシは濡らした後で垂らす。 靴にブラシを擦りながら泡立てていく。結構モコモコ泡立ちます。
強くこすり過ぎに注意 乾いたタオルを拭き取る
ゴシゴシせずに、ポンポンといった要領で この工程を繰り返します。
シューキーパーか丸めた新聞を詰めて日陰で乾かす。
メリット
丸洗いしないタイプですが、水を完全に使わないシャンプーではない。ザバザバ洗わなければ、やや濡れますが一晩くらいでだいたい乾くので、加水分解を気にする方には向いているかなと思いました。
デメリット
メッシュ素材には泡が入っていってしまい拭き取りが大変。何回も擦って拭いてを繰り返すのが少し面倒という点です。
②コロンブス スプレーシャンプー (参考価格¥1100)
特徴・しあがり
- ・完全に水を使いません
- ・ひどい汚れは落ちない。日々の”こそうじ”用と考えるべき
- ・素材によってはシミになることも
使い方(コロンブス スプレーシャンプー)
靴表面をブラッシングしてホコリをしっかりはらう。
靴用のブラシか、無ければ歯ブラシでも大丈夫です。
ホコリを落とさないと、余計に汚れが広がります!
泡を吹きかけて付属のブラシでこする。
強くこすり過ぎに注意 泡を乾いた布で拭き取る。
押し付けるように水分をとりましょう この工程を何回か繰り返します。
ちょっと微妙な仕上がり 今回は右足・つま先の内側部分だけで試しました。
パッと見て変化はあまり感じられないので、早々に諦めてしまいました。
メリット
デメリット
- 革に使用すると色落ちやシミになるリスクがある。
- 布やメッシュには使えません。
- 蓄積したしぶとい汚れは落ちにくい。
③コロンブス スニーカーケアシャンプー (参考価格¥1320)
特徴・しあがり
- ・ジャバジャバ濡らす丸洗いタイプです
- ・見るからに綺麗な仕上がりになる
- ・メッシュ素材やキャンバスなどの布地にも対応できる
- ・作業の手際を考えなくていい
使い方(コロンブス スニーカーケアシャンプー)
靴表面をブラッシングしてホコリをしっかりはらう。
靴用のブラシか、無ければ歯ブラシでも大丈夫です。
ホコリを落とさないと、余計に汚れが広がります!
濡らした柔らかいスポンジ(私は食器用を使いました)で泡立て、優しく擦る。
硬すぎるスポンジはNG しっかり洗い流す。
ささっと流します 泡切れは悪くないです。
今回は靴の中が濡れすぎないように、アッパーだけ水を流しています。
シューキーパーや丸めた新聞をしっかり詰めて日陰で乾かす。
メリット
- 水で流すことで細かいホコリも落ちる
- なにより拭き取りタイプだと難しい【布地全般の汚れ】を落とせるのが強みです
- 本当にカンタンなので誰でもコツいらず
デメリット
- 丸洗いをするので、加水分解を気にする方には向かない
- 乾くのに時間がかかる
- 型崩れの心配・素材が少し硬くなる
仕上りを比較


左:ジェイソンマーク
皮革の部分は少しまだ黒っぽさが残っているものの、丸洗いしていないのに結構落ちていると思いました!メッシュを洗うのが少し難しかったですが、パッと見綺麗だと思えるくらいにはなっています。
右:スニーカーケアシャンプー
皮革の部分は左に比べると白っぽいグレーになっています。頑固そうな黒いスレ汚れは落ちず・・。タン部分のメッシュはかなり白くなってくれました。
ただ乾いた後に革が硬くなったと感じます。シューキーパーを入れて乾かさないと革がグニャっとした形になります。
スプレーシャンプー
つま先の内側だけ塗布したスプレーシャンプーですが、あまり変化を感じられなかったので早々に諦めてしまいました。
汚れの度合いにもよりますが、水で洗い流すのには敵わない印象

ポイント
Nのリフレクターに染み付いた汚れは両者とも落ちませんでした。傷にしみ込んだような汚れには弱そうです。
ついでにミッドソールがとても綺麗になりました!
今回はかなり汚れているニューバランスで比較してみました。
ただ、誤解しないでいただきたいのですが、定着したヒドい汚れでなければ大体は落ちます。
どうにも手に負えない汚れはプロの手を借りるのも1つです。(私は靴専科さんに出したりしています。)
3種比較
製品 | 汚れの落ち (総合) | 合皮 | スエード | 布(メッシュ・ キャンバス等) | 特徴 |
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jasonmarkk | 水分が靴に付くのを抑えながらしっかり洗える。 | ||||
スプレーシャンプー | 汚れをごっそり落とすというモノではない。合皮とは相性がいい。 | ||||
スニーカーケアシャンプー | 小さいホコリや深刻な汚れもしっかり洗える。加水分解を気にする人には不向き。 |

