3年前に、1本目のニューバランスの洗い方の記事を出しました。
正直、仕上りに満足できていなく、改善点も沢山あったので試行錯誤の末アップデートした最新版をお届けします!
今回の記事の方が失敗も少なくできると思いますので、是非こちらを参考にしてください。
前回との比較・今回アップデートした点
①シューキーパーを絶対に入れてから乾かす
前回の記事では、洗って乾燥した仕上りを見るとアッパーが型崩れしていました。
何が良くなかったのだろう・・・と色々模索した結果、乾く過程で、新聞紙では革にテンションをかけきれてなかった事に気付きました。
靴の内側から隙間なく押してあげる感覚で乾かせば、理想通りの仕上りになります。
シューキーパーはケチらないで、本当に買っといた方が良いと断言できます。
②乾燥機を使って素早く乾かす
こちらも仕上がった後の型崩れ関連ですが、アッパーが濡れてフニャフニャになっている時間を短縮すると、アッパーがシャキッと綺麗に仕上がりました!
ふとん乾燥機のなまぬるい風(熱い風は×)を半日ほど当てて、1日くらいで完全に乾かしてあげると前回より格段に良い仕上がりに。
乾燥機を買うつもりがない!という方は、必ずシューキーパーを入れて陰干しでお願いします。
③洗剤を薄めて使い、すすぎを充分に行う
前回の記事では、洗った後の革がパリっとした質感になってしまったので、洗剤を薄めてみました。
また、実は今回の乾燥中に丸洗いした方の靴のメッシュに輪ジミができてしまい、かなり焦りました。
再度水ですすぎを行ったら解消されましたが、これも洗剤が残っていたことが原因ではないかと思われます。
結構こういう事が勃発するので、失敗したくなければしっかりすすぐのは大事です。
今回使用する道具
- コロンブス スニーカーケアシャンプー
- ジェイソンマーク
- シューキーパー(木ではなくプラスチック素材が良いです)
- ブラシや柔らかいスポンジ
- 拭き取り用のタオル
①ジェイソンマーク
ジェイソンマークの使い方
靴ひもを外し、スニーカーの表面をブラッシングして細かいホコリを落とす
汚れを広げないためにシューズ用のブラシでブラッシングします。特に起毛革は、ホコリが入りやすいです。
ブラシをしっかり濡らしたあと、薄めた洗剤をブラシに付ける
公式の使い方は、ブラシに直接洗剤を付けるのですが・・・・原液だと濃すぎる感じがあるので今回は薄めました。
ツルっとした革や合皮には原液でもいいかも。起毛革はバリバリになるのが怖いので薄めます。靴にブラシを擦りながら泡立て、タオルで泡を取る
シューキーパーを入れて日陰で乾燥させる
プラスチックのシューキーパーを入れます。
シューキーパーが当たっていなくて、型が崩れそうな箇所はナイロン袋などを詰めて調節します。
ナイロン袋は水を含まない上に、形を変えれるので適しています。逆に新聞は向きません。
補足ですが、ヒモをしたままシューキーパーをいれると、革にヒモの跡がついてしまうので面倒ですが必ず取ります。
コロンブススニーカーケアシャンプー
コロンブススニーカーケアシャンプーの使い方
靴ひもを外し、スニーカーの表面をブラッシングして細かいホコリを落とす
汚れを広げないためにシューズ用のブラシでブラッシングします。特に起毛革は、ホコリが入りやすいです。
アッパーを水で濡らします
洗剤を薄め、濡らした柔らかいスポンジで優しく擦る
こちらも同様に、原液だと濃すぎるので薄めました。それでも泡立ちは良いです。
柔らかいものであれば、食器用のスポンジでも大丈夫です。しっかり洗い流す
思っている以上にすすぎをしないと、シミになります。
特に白メッシュや白いキャンバス地などは洗剤が残ると黄色く変色する可能性があるのでお気を付けください。タオルで水分を取り、シューキーパーを入れる
なるべく濡れている時間を短くしたいので、風呂から出る前の我々人間のようにタオルで水気を取ります。
プラスチックのシューキーパーを入れます。
シューキーパーが当たっていなくて、型が崩れそうな箇所はナイロン袋などを詰めて調節します。
ナイロン袋は水を含まない上に、形を変えれるので適しています。逆に新聞は向きません。
ヒモをしたままシューキーパーをいれると、革にヒモの跡がついてしまうので面倒ですが必ず取ります。
靴ひもの洗い方
前述の通り、ひもをしたまま革を濡らし、乾かすとヒモの跡がくっきり残ってしまうので必ず外します。
ご自宅にある洗濯用の洗剤(ワイドハイターでもOK)に数分浸けて、揉み洗いします。
めちゃくちゃ汚れていると、水が黒くなりますが、これは各自のお楽しみに・・・。
案外ひもは汚れているので、ヒモをキレイにするだけで印象がグッとよくなります。
仕上り比較
写真は無加工です!(色味の調整など一切していません)
コロンブスで丸洗いした方はアッパーに透明感が戻りました。ミッドソールの隙間までしっかり汚れが落ちています。
ジェイソンマークは目立つ汚れは落ちているものの、丸洗いに比べると、くすんでいるように思います。
今回のように、ミッドソールに凸凹や隙間が多いシューズは水でしっかり流すと綺麗になりますが、加水分解を気にする方には向きません。
その場合はジェイソンマークのような拭き取りでケアできる洗剤が向いています。
アフターケア:起毛革の保湿
丸洗いした後は汚れが落ちてサッパリしますが、ちょっとカサカサしているぞ!?という場合は栄養ミストで保湿してあげましょう。
人間の肌と同じで、しっとりと生き返ります。
無色タイプは、何色の革にも使えるので便利です。
色落ちしやすいネイビーやブラックのスニーカーを持っている方は退色を防ぐために一本持っておく事をオススメします!
きちんと保湿さえしていれば退色はある程度防げます。
また、丸洗いしたついでに補色してあげるのもオススメです!