「スニーカーを洗いたいな~」という思いがこみ上げる
このページを見ている方は、適切な洗い方を探しているのではないかと思います。
【スニーカーの洗い方】を検索して、一番上に出てくる方法・・・
エマールとオキシクリーン(通称・オキシ漬け)と頭髪用シャンプーではありませんでしたか?
私はそれを初めて見たとき「ホントか?怖くて試せないよ!」と思いました。先に結論
専用のクリーナーで洗ったほうがいい!
特に我が子のように大事にしていて、絶対に失敗したくない場合。
なにかあった後に「1000円くらいケチるんじゃなかった!」と後悔します。
逆に、何をしたら失敗するのかも気になりますよね。
なので今回は、私が実際に過去にやらかしてしまった実体験とともに、3万円のスニーカーにも安心して使えたケア用品などをご紹介していきます。
スニーカーは水分で傷む
まず、「スニーカーは水分に弱い」という事を覚えておいてください。
理由
- かかとやつま先の補強材が、硬い紙のような素材でできている事が多い。
⇒水分にさらされ続けると、型崩れや損傷の原因にもなる。乾いた後ブヨブヨになったりする。 - ミッドソールの加水分解を早める原因になる。
⇒クッションの部分が経年劣化でボロボロになる現象のこと。
以上のことから、【基本的にスニーカーの水洗いは推奨しません】という前提条件になります。
学校の上履きや通学靴など、買い替えが早いものに関しては、それぞれの好みのやり方で良い!と思います。
失敗①洗濯用洗剤で黄ばんだ
失敗
まだスニーカー用洗剤に関心がなかった頃、洗濯用洗剤【○タック】で洗ったら、アッパーの白メッシュが黄ばんだ。
なぜ?
アルカリ性の洗剤は洗い残しの成分で黄ばむ。
対策
- 中性~弱酸性のスニーカー用シャンプーを使う。
- 特に布地はすすぎ残ししやすいので、死ぬほど流す。
(洗剤が残ると黄ばみの原因になるため。)
メッシュは素材上、汚れが入りこみやすかったり、洗いにくかったりするので注意が必要な素材です。
(専用洗剤でもなかなか思うようにキレイにならない時があります。)
たとえ細かいメッシュでも、日常的に防水スプレーを使用することで、汚れはしっかり防げます。
汚れを落とすのが難しいなら、防ぐほうが早い!!!しかも、雨からも守れる。使わない理由を探すほうが難しい・・・!
詳しくはコチラニューバランスにおすすめの防水スプレー 超簡単!アメダスの使い方
続きを見る
失敗②泡シャンプーでシミになった
失敗
淡い色のピッキングスエードのスニーカーに泡シャンプーを使ったところ、汚れが広がってシミになった。
なぜ?
泡シャンプーが【弱アルカリ性】で、ピッキングスエードとの相性が良くなかったようです。
対策
- 起毛革の場合、小さな汚れ(スレなど)はクレープゴムで軽く擦りとる。
たいした汚れじゃなければ、クレープでササっと落ちます。(強い力で擦らないように注意) - 起毛革ではない革や合皮、ミッドソールは文具の消しゴムでも代用できる。
- 起毛革の場合、小さな汚れ(スレなど)はクレープゴムで軽く擦りとる。
注意ポイント
- アルカリ性は油分をとってしまうので、皮革にはにアルカリ性の洗剤は不向き。
→人も脂が無くなると皮膚が荒れるように、革も生き物なので、毛並みがザラザラになったり、保存状態が悪くなったりする。
誤解無きように言っておくと、色んな素材で試した結果、合皮の汚れはしっかり落ちました。
物によっては皮革でもシミにならずキレイに落ちていましたが、アルカリ性は革にとって少なからずダメージなので、長い目で見たらあまりオススメではありません。
代表的なスニーカーシャンプー 比較
名称 | jasonmarkk | crep | コロンブス スニーカーシャンプー | コロンブス泡シャンプー (同等品) |
洗い方 | 濡らしたブラシに洗剤を付けて擦り、布で拭き取る(それなりに濡れる) | 丸洗い | 泡を乗せ、ブラシで擦り、拭き取る | |
pH | 弱アルカリ性 | 弱酸性 | 中性 |
アルカリ性
- 汚れはしっかり落ちる。比例して、革の色落ちもする。
- 布地に入り込んだ汚れにも効果が見込める。
- 洗剤の成分が残ってしまうと、黄ばみや保存状態悪化の原因になる。
弱酸性
- アルカリ性に比べて革には優しい。
- 素材への影響は少なめ。
中性
- 洗浄力は一番低いが、素材に影響が出にくい。
- 手肌にも優しい。
jasonmarkkとコロンブス スニーカーシャンプーを使って実際に洗ってみた記事はこちら。 続きを見る
参考元店員がニューバランスの洗い方教えます
まとめ
洗いたい靴の素材・汚れ度合いを見て洗剤や洗い方を使い分けると失敗は最大限まで防げる。
- 布地や合皮の汚れをしっかり落とすならアルカリ性の洗剤(汚れが一番落ちるのはアルカリ性)
→jasonmarkkやcrepなど - 大事にしている革のスニーカーなら弱酸性or中性洗剤(革へのダメージが最小限に抑えられる)
→コロンブス スニーカーシャンプーやコロンブス泡シャンプー
- 布地や合皮の汚れをしっかり落とすならアルカリ性の洗剤(汚れが一番落ちるのはアルカリ性)
とにかく防水スプレーを使う
汚れを付きにくくすることも大事!洗うより時間かからず、汚れを防げる。
そのためには、1~2週間に1回のアメダス(防水スプレー)がマスト。