ニューバランスBB550 購入レビュー

550ってこんなモデル

合わせやすさ
価格	￥16,500~
ミッドソール	合成底
年齢・性別	10代～　幅広い年代の人に対応

こんな方には550

どんな服装にも合うものが欲しい方
流行に左右されないデザインがニューバランスらしくなく、挑戦しやすい
バッシュ系のスニーカーに、履き心地を期待していない方にこそ履いてほしい

BB550正直レビュー

間違いないデザイン

2023年現在、もうあまり見かけなくなりましたが2~3年前はエアフォース1が大流行していて、誇張ではなく【半径50m以内の人間全員履いている】くらいの過熱ぶりでした。
なにが言いたいかというと、バスケットボールシューズは履く人を選ばないデザインとして定評があると思います。
「デカいNのニューバランスは自分の服装にフィットしないかも」と思っている方でも、このNなら大丈夫ではないでしょうか？

ハイテクスニーカーでは無いので個性的になりすぎない。でも地味過ぎない。
ある意味フツーなスニーカーなんですけど、フツーだから使いやすいです。
どのスニーカーが自分に似合うか分からない・なにを買ったらいいか分からない方はこれ買っとけ！という一足です。

良い意味で裏切られる履き心地の良さ

正直に言います。
世の中のバスケットボール系シューズで履き心地が良いと思った事がなく、BB550を超スルーしていました。
なんといってもソールが硬いので、足が屈曲しづらくて、疲れやすいのよなぁ・・・という印象が強かったのです。
でも、実際履くと意外とソールが柔らかくて歩きやすい！ちゃんと屈曲する！

BB550を履いて、長い階段がある大きい神社を歩いてみました。

階段などで滑りやすいという事はなかった
小石がソールに挟まりにくい！
意外と、靴が重い～～というストレスを感じなかった

こんなに好きなNBでも今回は勝手にマイナスからのスタートでしたが、結論からいってバスケットボールシューズ界では履きやすい部類に入ります。
旅行で沢山歩いたり、ディズニー行ってもつらくなさそう。

"NBの信者だから" "NBだから履きやすいのは当たり前！"ではなく、なぜ履きやすいと感じたのかを考えていきます。

BB550スペック

足を包み込むアッパー

アッパーのサドル部分が二重になっていて、両サイドから足が包み込まれる感触が強いです！
更に土踏まずのあたりが持ち上がり、フィット感は抜群で、不思議な感じがします(笑)

履き口は浅めですが、フィット感がしっかりしているので歩行の度に踵が浮きにくいです。
ちなみに、ヒモをいちいち結び直さないで、スッと足を入れるのは難しかったです。
でも、一番上の穴まで通した時の恰好が一番しっくりくるかなぁと・・・。(本当は毎回結び直すのがベスト！）

耐久性が高い設計

ボードのメリット

軽量性・柔軟性・靴の変形を防ぐ・耐久性がある

インソールを取り出して靴の中を見ると、中底は全面ボード貼りの仕様でした。
（屈曲しやすい靴はつま先の方には貼ってなかったりします）
ミッドソール自体も硬いので、ハードに使っても靴が変形しにくいだろうと思います。

両手で思いっきり曲げてみても、ぐにゃっと曲がるタイプではないことが分かります。
これらが相まって普段柔らかいシューズを好む方からしたら「硬いじゃん！」と感じるかもしれません・・・。

アッパーと一体化したソール(オパンケ製法)

アッパーとソールを一緒に縫うことで、一体感が出るようです。
「確かに一体感は出る。しかし一体感が出すぎて屈曲がしづらい。」と私は思っていたわけです。

でもニューバランスは諦めない。
中足部はぶつりと切れていて、ここは柔らかくしといたで。と・・・ここぞという所で優しい！！！
ここが切れているので、あの超有名なシューズより屈曲しやすく歩きやすいのに感動しました。

大胆な糸始末でちょっと笑ってしまいました(笑)
短く切ったりせずにそのまま放置が良いと思います。どうしてもの場合は糸の先端をライターで炙る程度が良さそうです。

ライニング

くるぶしの下まで、ぷっくりしていて足当たり良しです。
前述にもあります通り、履き口が浅いですがライニングも厚みがあってぷっくりなので脱げにくいです。
何履いてもブカブカすることが多い踵が小さい方にもオススメです。

アウトソール

アウトソールは、しっかりとラバーのグリップが効いて石段でも滑りにくかったです。
意外と小石が挟まりにくいのも良いなと思いました。

サイズ感はタイト

ウィズ(幅)の展開

男女兼用のサイズ展開(BB550)・・・D(標準)
レディースのみ展開(BBW550)・・・B(細め)

つま先がまるっこいので幅が広そうな見た目ですが、結構細めで甲も低めに感じます。
アッパーの重厚感が強く、ガッチリ包まれている事により感じるタイプの細さです。

しっかりした革の厚み、ほどよい硬さがあるので外反母趾の方などは注意が必要です。
特にレディースモデルは幅が男女兼用より細めになりますので、注意。

別売りインソールとの相性

元々入っているインソールのスペック

Ortholite(オーソライト)の特長

様々なブランドのシューズのインソールに使われている
沢山履いてもヘタってペタンコになりにくい(耐久性)
洗濯可能。においにくい。

Ortholite(オーソライト)のインソールが入っていました。

地味に二層式になっておりまして、超簡易的な土踏まずもついています。
これによってふまず部分がスカスカせず、BB550の包まれ感は半端ないぜ・・・と感じます。
が！！！スポンジを重ねただけの簡易版なので履いていくうちにペタンコになる予感・・・。

オーソライトのインソールが入っていると、柔らかい！ふわっとする！と感じる事が多いですし、実際にそいうったレビューも見かけます。
ソールが硬めなぶん、インソールで柔らかさを足せているので「バッシュは硬い」と思っている方はビックリするかもしれません。

LAM35689(旧：RCP280)との相性

元々入っているインソールがモチモチなので、真逆の履き心地になります(笑)
こちらのソールのアーチサポートは、薄いプラスチックが入っているので純正のものより沈みにくいです。
柔らかすぎると長時間つらいのよ！という方は、サポーティブリバウンドインソール(LAM35689)にチェンジがオススメです。

私が購入した550LN1　のインソールは表面がサテンっぽくツルツルしていて、滑りやすいので長時間歩く日はこちらを使用したいと思います。
(他のモデルはサテンっぽくなかったです！)

別売りインソール一覧

品番	土踏まず (アーチ)	滑り止	価格	特長
LAM35689 (RCP280)	あり	あり	￥2,200	より疲れにくさを増せる跳ね返りが増す◎
LAM35687 (RCP130)	なし	あり	￥1,100	薄手なので干渉しないアーチがいらない人向き滑りにくくなる
LAM35716 (RCP900)	なし	なし	￥2,200	更にフワフワにできる！表面が毛玉になりにくい