X-RACERはこんなモデル
昔の1000番台のデザインをちりばめている
90年代~00年代初期に用いられたテクノロジーやカラーリングからインスパイアを受けているモデル。
X-RACERユーティリティとは
従来のX-RACERよりアウトソールがギザギザになり、デザインも大幅にアウトドア寄りとなった現行モデル。(2020年12月現在)
価格帯
定価12,980円~(セールだと)6,000円前後。アジア生産。
正直レビュー
サイズ
随所で「レーシング用ラストを使っているから細い!」と書かれていることが多いですが、標準的な幅の人は少しゆったりに感じるのではないかと思います。
幅はすこし余っています。574や996に比べるとゆるいです。
ポイント
アッパーが柔らかく薄手なので圧迫感を感じない。(もしかしたら幅広めの方も履ける可能性を秘めている・・・)
シュータンが薄く可動域広めなので甲高の方にもオススメしたい。
私は足のサイズが25.5cmで足幅は普通・かかとが小さいです。
X-RACERは、唯一かかとが浮くのが気になります。とはいえ、かかとの骨に沿って配置されているクッションは気持ちいいです!!
履き口は狭いので、毎回シューレースをほどかないと足入れは困難。ここは唯一、レーシングシューズとの共通点だと思います。
デザイン
NYのグラフィックデザイナー・ジェフステイプル氏×atmos×ニューバランスのトリプルコラボ。
2020年12月撮影
左足にはNYで生きるハト。(かわいい)
右足には、東京で生きるカラス。 (かわいい)
(私は東京で野生の巨大インコをよく目撃していました。)
初めて知りましたが、ニューヨークにはカラスがいないそうです。東京のカラスと対照的になるデザインがとっても良いなぁ~!とグッときました。
素材
全体的にメッシュ素材ですが、網目のタイプじゃないのでホコリがつまりにくくて個人的に好きです!
つま先は光沢のあるレザー調素材&スエードのミックス。
異素材が重なり合っているのに調和がとれていてセンス無双状態です。
シュータンは【ハラコ調】毛足が短めでフサフサですが、かなり近くで見ないと分かりにくいレベル。
鳥の身体を彷彿としてしまいます・・・(笑)
前モデルからの変更点
ヒモ
ユーティリティになってから丸ヒモへと変更になっています。従来のX-RACERは平紐でした。
ヒモ1つでだいぶ印象が変わります。
ココがおすすめ
ヒモの白のしましま模様は、リフレクターです。
(サイドのNとつま先のNBもぴかっと光ります!)
暗闇で光が当たるとぴかっと光るので街中でも存在感を放つデザイン・・・!
Nマーク
従来のX-RACERは小さめのNでしたが、幅の細い大きめのNへと変更になりました。
都会的な顔から、ユーティリティ(現行モデル)は一変してアウトドア顔になりました。
サイズ感
従来のX-RACERはもっと全体がゆるかったものの、ユーティリティ(現行モデル)はアッパーの硬度が増し、フィット感は向上しています。
ポイント
逆に幅広の方は前モデルがオススメです!
実際に幅広のお客様でも履ける!という事は多かったです。
アウトソール
登山系のシューズを彷彿とさせるようなギザギザしたワイルドなソール。
例えるなら、996のアウトソールから574のアウトソールに変更になったという感じです。
グリップ力もほどよくあって、歩きやすい。
総評
X-RACERは、こんな人にオススメ
足幅がやや広い方
アッパーが薄手で柔らかいので幅が広くても履ける可能性はある。
madeが好きな方
これまでのニューバランスのエッセンスが盛り込まれていて楽しいモデル。
900番台が好きな方はきっと好きなんじゃないかな・・・と思います。被りたくない方
王道のニューバランスのシルエットというよりは玄人ウケもいいデザインなので、人と同じになりそうなニューバランスを避けたい方にオススメ。
実はクッション性も最高に良い【ABZORB】なので、疲れない。