世界中で大人気の大谷翔平さんが愛用しており、更に注目を集めているニューバランスの90/60(ナインティシックスティ)
スニーカーを買う時に、ニューバランスは全く眼中にもない。だって、ちょっとダサいでしょ?と思っている方にこそ刺さる。
いわゆる、伝統を重んじるニューバランスとは真逆の、まったく新しいニューバランスです。
9060ってこんなモデル
存在感 | |
価格 | ¥19,800~ |
ミッドソールのクッション | ABZORB(ほぼ100%衝撃吸収) |
年齢層 | ~40代 |
9060正直レビュー
不動の人気モデル990をデフォルメしたデザイン
アッパーデザイン
公式の説明には【アッパーデザインは歴代の990シリーズと、860v2の融合】とあります。
個人的には、人気モデルのデザインを超デフォルメして爆誕したキメラNBだと思っています!
時代の移ろいを表す、内と外でまったく違うNロゴ。
特に990は原始的な990v1(初代)から、フューチャリズム溢れる現在の990v6(6代目)至るまでの変遷が地続きのグラデーションになっているシリーズ。
再構築がコンセプトなだけあり、さりげないメッセージを含んだデザインが素敵です。
屈曲部のノッチ(切れ込み)や、踵に向かって流れるデザイン線は、心なしか992や993などのエッセンスが強いような・・・と思いました。
最初はギョッとしたとしても、人間は無意識に、流れるような流線形のデザインは自然と心地良さを覚えると思います。
伝統的なNBが好きな方には少々ウケが悪いかもしれませんが、若い方や、ライト層の方にはウケるデザインだと信じています。
ファッション性が高いので、ジャンル問わず色んな人が履いているのを見かけます。
タン
【991にインスパイアされたシュータン】
990ではありませんやん・・・!とか思ったんですけど、991は990v2の次世代モデルなので許します。
タンのロゴは、ミッドソールの前足部にあるビジブルアブゾーブを連想するデザインだなと思いました。
9060のサイズ感:靴の中は全然デカくない
私は普段、アジア製(ベトナムやチャイナなどの大量生産品)は25.5cmを履いています。
9060は他のニューバランスに比べて、靴箱に入るかしら!?と思うくらいに外観がデカいのですが、足入れすると全然大きめではありません。
(意外と靴箱にもちゃんと入りますよ!)
私自身は、ジャストサイズで履くのが好きなので25.5cmでも問題ありませんが、指が当たって不安な方は5mmサイズアップしたら良いと思います。
ニューバランスのサイズ選びは、他のメーカーよりも断然簡単で、田舎に住んでいてもできるのが魅力。
「欲しいけど、サイズが分からなくて不安」「近くにお店が無い」という方はまず下の記事をご覧ください!
別売りのインソールとの相性
別売りインソール | RCP130 | RCP900 | RCP280 |
入れ変えた後の感想 | 足が滑りにくくなりよりフィットした 土踏まずが要らないならこれで充分 | 靴が硬いので柔らかさを足せます 柔らかいので足が沈み込む感覚 やや足が滑る | 疲れにくさを無双するならコレ一択 隙間なくなって足が靴と一体と化する かかとの浮き・余りが減った |
足長(縦の長さ)がピッタリすぎて親指が当たっている私でも、どのインソールを入れ替えても問題はありませんでした。
最初から入っているインソールはペラペラなので、長時間歩いたりお仕事で履く場合は別売りのインソールが1枚あると便利です。
参考ニューバランスのインソール3種類を比較!
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9060スペック
素材:上品な天然皮革
マットな起毛革なので、ブラックでも強めにならず、やさしくて上品です。
余談ですが大谷選手もこのカラーを履いていました。
メッシュ部分が少なめなので足が包まれる感触が強め。硬くないので、横幅は馴染むと広がりそうです。
公式の説明には【プレミアムスエードを使用】とあります。
プレミアムスエードがどういうものなのかが曖昧だったのでググったら合皮がヒットするではないですか・・・。
タグには天然皮革が使用されている記載があったので一部に革が使われていることは確かです。ホワイトの部分やタンの一部は明らかに合皮でした。
素材に関して言えば、もう少し分かりやすい表現だといいのになと思う事が多々ありますが合皮でも皮革でもクォリティーが悪いということは滅多にありません。
近未来的なミッドソール
ソールユニットはM993をベースとしているそうです。990ではありませんやん・・・とまた突っ込まざるを得ないフェーズに突入しました。
もしかして、990シリーズというのは、”900番台”のことを言っているのでしょうか。そんな気がしてきました。
次郎でいうインスパイア系店舗で出てくる全然違う次郎みたいなもんでしょうか?
993のミッドソールの前足部にある【二分割されたABZORB】を彷彿とさせるカラー配置や、屈曲部の深めのノッチ(切れ込み)を見ると、993のDNAを引き継いでいるなぁと思います。
ソールにボリュームがあるので、「足が大きく見えるのが嫌!」という方はスマートなCM996などを推奨します。
カウンタリーインフォーサー
透け感のあるカウンタリーインフォーサーは、990シリーズのv4以降や992なんかを連想しました。
CM996やML574などのカウンターは、オーソドックスで"昔ながら"な感じがあるので、突き抜けているのが逆に良いなと思いました。
通常はこんなに出っ張ってはいなくて、ひっそりと踵を守っています。
普通、靴の上にデカいプラスチックがデザインとして乗っかってることってないので新鮮で、ハイテク感があって可愛いです!
自分からは見えないけど、後ろから見たときのシルエットが可愛い。
「ソールが出っ張っているから引っかかる」という声を見かけましたが、私はそのようなことはありませんでした。
歩き方の問題かな!?と思います。
CM996・ML574とサイズ感を比較
CM996・ML574との製品比較
9060は他のモデルに比べて100gほど重い。100gとは、パスタ1人前くらいでしょうか。
例えばバイト先でバタバタ走りまわるとかならML574やCM996が快適だと思いました。
休日のお出かけや、ファッション性も妥協したくないシーンでは9060はかなり重宝します。