ニューバランスのスニーカーのクッション機能を知る

https://newbalance-love.com

広告 お手入れ・豆知識

ニューバランスのスニーカーのクッション機能を知る

履き心地がいいのはクッションのおかげ

紳士靴やパンプスが履いていて疲れるのは、【革靴】だからでしょうか?
とはいえ、スニーカーだからといって必ずしも疲れにくいわけではありません。
極端な話、500円くらいのノーブランド品のスニーカーを履いていると、足の裏や関節が痛くなってきたりしますが、ニューバランスのスニーカーに搭載されているクッションテクノロジーは種類が豊富で、どれも履き心地は最高です。
「スニーカーが欲しいけどどれを買えばいいかわかりません!」という方はクッション機能を知っておくと、スニーカー選びがもっとラクに、もっと楽しくなります。

良い機能はミッドソールに宿っている

ミッドソールとはアウトソール(靴底)の真上にあるクッションの部分で、一般的に「クッション性が良い」とされるのはこの部分です。
ニューバランスのスニーカーのミッドソールテクノロジーは他のメーカーに比べ、多種多様あります。

ちなみにアウトソールは、地面に接地するソールのことを指します。ミッドソールの保護の役割がありクッション性にはあまり関与しません。

ニューバランスの代表的なミッドソール

ABZORB(アブゾーブ)

ポイント

ほぼ100%衝撃を吸収したのち、その衝撃を反発に変えてくれる。

こちらのスニーカーM991には前足部(つま先)とかかとの一部分に【ABZORB】が搭載されていますが、フルレングス(ミッドソールまるごと全体)がABZORBのモデルもあります。
硬いですが、どっしりと安定感があるので足がグニャグニャしません。
ほぼ100%衝撃とだけあって、本当に疲れを感じません。
お値段高めのmade.シリーズによく搭載されていますが、廉価版モデルにも搭載されている時は「コスパ良いかも」と思っていただければOKかなと思います。

made.M1700 M991 M990v2 M990v5 M992 M993 M998 
アジア生産2002R 1906R 90/60 530 580 610T CM1600  CM1700

C-CAP(シーキャップ)

ポイント

日本主導で開発された劣化抑制&クッション性を両立している圧縮形成されたEVA。

【EVA】とはエチレン・ビニール・アセテート樹脂を調合したスポンジ素材のこと。
【世の中の靴の大半はEVAを使用している】と言い切れるほどEVAは身近な素材です。そのEVAをギュッと圧縮することで加水分解や経年劣化に強くなり、クッション性も向上しているのが【C-CAP】
体重がかかるとシワが付きやすいのがちょっと気になりますが、履いた時の柔らかさの虜になる事は間違いない。

made.M991 M996 M1400  M576(オリジナルと2023年のもの以外)
アジア生産CM996

N-ERGY(エナジー)

ポイント

クッション性もエナジーリターン(反発性)も最高に良い。愛用者が続出しています。

2020年にデビューしてから今もなお人気モデル2002Rに搭載されているミッドソールですが、「履けばわかる!」これに尽きます。
まずこの履き心地が苦手な人はいないんじゃないかと断言できるくらいには、もちもちな履き心地と跳ね返りが病みつきになります。
強いてデメリットをを挙げるなら、隙間が多いのでケアが大変なくらいです。笑

made.M2002(オリジナルモデル)
アジア生産2002R 1906R 860v2

FRESH FOAM(フレッシュフォーム)

ポイント

ハチの巣構造であることで、誰が履いても同じクッション性で正しい足運びをサポート

交互に組み合わされたハチの巣状の凹凸は、敢えて潰れる凹と、潰れない凸から構成されています。
この性質を利用しているので、どんな体格の人が履いてもクッション性と歩行安定性が変わらない。
従来のようにミッドソールの素材を何枚も・何種類も組み合わせなくても、軽くて機能的なソールが1枚(単一)で完成する凄いヤツです。
軽さと機能性を求められるトレッキングシューズや、ランニングシューズによく見られます。

搭載モデルFresh FoamX more trail v3  MW1880 Fresh Foam700v1

REVLITE(レブライト)

ポイント

死ぬほど軽い・耐久性・クッション性良いの三拍子が揃っている

軽さはNB随一と言われるだけあり、軽すぎて、心配になるくらい軽いです。
アジア生産モデルによく見られるため、チープな印象を持たれがち。ですが、軽量化のためにハイエンドモデルのスニーカーにも搭載されていることも。
フレッシュフォームよりも反発弾性がマイルドですが、軽いのに1日履いても疲れないので、私は結構好きです。

搭載モデルWalking880v5 

ENCAP(エンキャップ)

ポイント

ラルフローレンも絶賛した、納得のクッション性と安定性。NBでよくみられる構造。

エンキャップはクッションの構造の名称です。
外側をポリウレタン素材で覆うことで耐久性が高まり、内側にEVAを配置することでクッション性も両立しています。
同じENCAPでも、ML574はやや柔らかく、M1500のENCAPは硬めでパキっとした履き心地です。

かつてラルフローレン「雲の上の履き心地」と例えたM1300のミッドソールもエンキャップでした。
廉価版モデルにも、お高いmadeモデルにもよく見られる構造なので、誰しもが1度は履いた事があるかもしれません!

made.990v3 990v4 990v5 990v6 M1500 M996
アジア生産ML574 CM1600 

テクノロジーは目を凝らすとすぐ発見できる

今回はニューバランスのスニーカーのミッドソールテクノロジーをご紹介しました。
「どこを見たら分かるんですか!?」とちょっと不安な方もいるかもしれません。ミッドソール部分に、プリントされているか、目立たない感じで刻印されていますので、手に取ってグルっと見てみてください。

まとめ

今回ご紹介したミッドソールのクッションを簡単にまとめました。
欲しいニューバランスのスニーカーがあった場合、どんなメリットがあるのだろうかという時に簡単に参考になれば幸いです。

 

ABZORB(アブゾーブ)C-CAP(シーキャップ)N-ERGY(エナジー)
100%衝撃吸収◎反発性◎経年劣化に強い衝撃吸収性◎反発性◎
長時間の歩行・立ち仕事長時間の歩行・立ち仕事長時間の歩行・ウォーキング
立ち仕事
FRESHFOAM(フレッシュフォーム)REVLITE(レブライト)ENCAP(エンキャップ)
軽量で安定性◎最も軽い・耐久性◎衝撃吸収性◎安定性◎
ランニング・フィットネス
ウォーキング
ランニングフィットネス
ウォーキング・普段使い
長時間の歩行・立ち仕事
  • この記事を書いた人
may

may

製靴の専門学校を卒業後、574の履き心地に衝撃を受けたことをきっかけにシューズの良さを1人でも多くの人に伝えたいという思いからnew balanceの店舗で働き年間数千人以上の接客をしてきました。 足のサイズは25.5cm。メンズもレディースも両方いけます。

-お手入れ・豆知識
-, , , ,