年齢を問わず似合うモダンなNBです
コーデに合うかどうか、年齢に合うかどうか不安・・・など全く気にせず誰でも履きやすい主役級のスニーカーなので、迷ったら買うべきオススメしたい1足です。
ぺたんこすぎず、厚底すぎず、でも履くと足が長くキレイに見えるメリットもあります。
この記事の前半では、XC-72のレビューをしています。
他モデルとの比較や、サイズ感を知りたい方は記事の後半をご覧ください。
結論:どんな人にもマッチする存在感のあるモデル
存在感・かっこよさ | |
価格 | ¥13,200~ |
サイズ感 | 甲が低め、足全体が包まれるピタッとした心地 |
ミッドソールのクッション | EVA |
年齢・性別 | 幅広い年齢のファッションに対応できる |
個性的と思いきやモダンなデザイン
最初見た時は「なんじゃこりゃ~~~~」と思いましたが、実際に履くとモダンな印象で驚きました。
流線型デザインなので、ボリュームがありつつもスッキリまとまります。すごい。
個性的なデザインですが、30代overの女性の雑誌などにもよく取り上げられているのも納得です。
お店で見ると「これは無い!」と最初からアウトオブ眼中されてしまいそうですが、試しに履いてみてください!!!!お願いします!
履いていると人から声をかけられる事もありました。ぱっと見ニューバランスだと分からないんだなぁと思ったりもしました。(笑)
素材
アッパーの素材はキャンバス生地×革。しっかりと厚みがあります。
近いモデルのMS327に比べると真逆な感じです。MS327は薄くて、XC-72はずっしりと厚みがあります。
靴の形状を綺麗に保つ役割がある、かかとのカウンター部分は更に革が貼ってあって強度最強です。
脱ぎ履きの時に最も力がかかる場所ですが、綺麗なシルエットを長く保つことができます。
キャンバス生地はある程度硬さがあるのと、アウトソールのゴムが大きく巻き上がっているデザインのため、外反母趾の方や、幅が広い方は一度試着してみるのがベターだと思います。
ただ、履いていくうちにすぐ馴染んでくるだろうと思います。
一度見ただけで忘れられないソール
ミッドソール
今でこそ、スニーカーのソールにエアやらバネやら入っているのが普通になりつつありますが、1970~80年代のスニーカーはEVA(ビーサンの底のクッション)がペタっと付いただけのようなつくりのものが主流でした。
昔のニューバランスのスニーカー、現代の技術で作っちゃったらどうなんの~!?という試みがこのXC-72のコンセプトらしいのです。
手数が増えたからといって「エナジーやらTPUスタビライザーやらガンガン乗せたろ~!」という訳では無いのがミソ。
【昔のスニーカーの原型を崩さないという制約の中で現代風アプローチをしている】のがこのXC-72の面白いポイントです。
XC-72はミッドソールもアウトソールも硬いのですが、観察しているとミッドソールにちゃんと一工夫ありましたので、お伝えします。
硬いソールが全体にしっかり付いていると正直歩きにくいし、すり足になったりと美しくない歩き方になっている人は多いです。
ですがXC-72の屈曲部には硬い部分がないので、足がちゃんと曲がります。天才・・・!
ランニングシューズの系譜の割には、つま先がスッと反っているタイプではなかったので、「これ歩きやすいのかな・・・」と疑心暗鬼でしたが、ソールパターンでちゃんと解決していました。
「ソール硬そう!」「疲れないの!?」と心配している方にも安心して試してもらいたいです。
アウトソール
やっと本題、今回の主役はアウトソールです。
ミッドソール同様に、今でこそ様々な用途に合わせて色んな素材のシューズの底材がありますが、昔はゴムソールが主流でした。
「パッと見ゴムのソールだからチープなのか」というと、そういう訳ではなく、技術の躍進によって昔よりも様々なゴムが使い分けられています。
摩耗しにくいもの、滑らないもの、リサイクル素材など。
以上を踏まえて、ソールパターンを見ていきます。
外側がクロスカントリーシューズXC15のソールパターン、内側が375のソールパターン。
グリップ力が最大限に効く2種類のソールを、切り貼りが不要の1枚に融合しているのは、現代の技術ですね。
もちろん、ゴムの質も当時より良くなっているはずです。
カウンタリーインフォーサー
カウンタリーインフォーサーとは、カウンター(かかと)の所をグルっと囲んであるパーツのこと。
かかとを支える役目があり、歩行の安定性に一役買っています。
ニューバランスのスニーカーの多くに付いていますが、多くは薄いプラ製のものが付いています。
XC-72の場合、忠実にクラシックを守った結果、ゴムをぐるりと貼り付けてあります。
余談ですが、サイドのデカデカN、実は足を包んで引き締める役目があります。
実際に履いてみると、足の横がキュっと締まる感覚があると思います。
デザインとして主張しつつも、実は黙って仕事もしております。
靴にはあまり【無駄なデザイン】っていうものは無いので私は靴が大好きです。(笑)
別売りインソールとの相性
履いていて柔らかいのが好き・・・RCP130かRCP280を入れるのがオススメ。(足が疲れやすいならRCP130かRCP280がオススメです・・・!)
疲れにくさを重視したい、歩いていて足が動くのが気になる・・・RCP280かRCP130を入れるのがオススメ。
別売りインソール | LAM35687(RCP130) | LAM35716(RCP900) | LAM35689(RCP280) |
入れ変えた後の感想 | 甲はまだ少し空いている かかとの浮きは少しある 足が滑りにくくなるので歩きやすくなる。 | 甲はまだ少し空いている 柔らかいので足が沈み込む感覚 やや足が滑る | 甲が靴にピタッと密着するようになった 足が靴と一体と化する かかとの浮きが減った |
サイズ感はゆったりではない
私は女性で足の幅の広さは普通(標準的)。普段、ニューバランスのアジア生産モデルは全て25.5cmを履いています。
ほとんどのモデルが【指先にも少しゆとりがあるか、丁度ぴったり】と感じます。
XC-72の場合、MS327同様に「お~~~ピッタリ・・・」となりました。
縦の長さが他のモデルに比べて小さめです。
MS327や996をお持ちの方は、そちらと同じサイズで基本的には大丈夫だと思います。
持っていない方は、近所の靴屋さんでCM996を試着してみると大体わかります。
CM996・ML574と足入れして比較
インソールフィッティングで比較
MS327(男女兼用・25.5cm) | ML574(男女兼用・25.5cm) | CM996(男女兼用・25.5cm) | |
横幅 | 親指の付け根が多少はみ出るが アッパーが布なので履くと気にならない。 | 足全体がインソールに収まる。 | 小指の横が少しだけはみ出る。 |
足長 | インソールの先は少し多めに余る。 足入れして履くと丁度に感じる。 | インソールの先の余り具合は丁度。 | インソールの先の余り具合は丁度。 |
ニューバランスのシューズのサイズ感を見る時に、中のインソールを取り出して足のはみ出し・余り具合を見るやり方があります。
(詳しくは下のリンクをご覧になってください!)
付属のインソールを取り出して、足を乗せ、横がはみ出し過ぎていたら足入れした時にキツイ、先が余りなさすぎると指が当たってキツイ、というのをスピーディーに見る事ができます。
私の場合3つとも足の横幅が少しはみ出しますが、履くと気になりません。
必ずしも「足が少しはみ出しているからダメ!」という訳でもなく、最終的には体感(明らかに痛くなりそうだ!とか履いていたら慣れそうという自分の感覚)で決めてOKです。
参考絶対に失敗しない!ニューバランスのサイズの選び方
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