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ニューバランスの高級ラインはどこが違うの?

高価なモデル代表

ニューバランス 高価なモデル代表

  • 最先端の技術が光るアメリカ製:990 M996 M1700 など
  • 上質なレザーを使っていて元革靴職人によって作られるイギリス製 : 576 M1500 M991 など

結論

簡潔にいうと、職人さんたちの手によって丁寧に仕上げられていて、素材も上質なものを使っているので大量生産のニューバランスよりはお高め。
ハイエンド(=高級・高性能)モデルという位置付け。

盗まれるほど人気のニューバランス

ニューバランスの店舗に行くと、値段が3万円ほどするスニーカーが並べられているのをご存じでしょうか・・・。時には、「居酒屋で高いニューバランスを盗まれた」「番号が大きいと値段が高いんだよね!」なんてウワサを聞いた事がある方もいるのではないかと思います。

それらを含め、「何が違うんですか?」とよく聞かれる高価なニューバランスのスニーカーの謎を簡単に説明していきます。

高価なモデル、廉価モデルとの違いを比較

違い①:生産国の違い

まずニューバランスのスニーカーの生産国は、大きく分けて4つです。

  • チャイナ
  • インドネシア

こちらでは大量生産され、一般的に市場に出回っているスニーカーで現実的な価格。

  • アメリカ
  • イギリス

アメリカでは、最先端の設備・最先端の開発が日々行われている。=職人の技術と最先端技術の両立
イギリスの工場はアメリカ製よりもよりハンドクラフトに近い靴作りが行われている。=伝統


どちらの工場も、革は名門タンナーのものを使っている。例え布のメッシュにしても、柔らかくて上質。

違い②:クッションテクノロジー

ポイント

アメリカやイギリスで生産されているニューバランスのスニーカーは履き心地が良い高機能のクッションを搭載しているので足の疲れ具合は全然違います。

色んなメーカーのスニーカーを履きますが、どれを履いても安心して出掛けられるのはニューバランスのスニーカーだけだなと思います。
廉価版モデルにも同じテクノロジーを搭載したものはありますが、madeモデルにはクッション機能の良さに付随して更に足に優しい意匠があったりするので自信を持ってオススメできます。

テクノロジーの名称ABZORB(アブゾーブ)ENCAP(エンキャップ)C-CAP(シーキャップ)
特徴ほぼ100%衝撃吸収して、その反発性を足にリターンさせる。
衝撃吸収性に最も優れている素材の名称。
他に比べ少し重いと言われているが、一部分にだけ使っている場合はそこまで気にならない。
衝撃吸収性と安定性に特化。
馬蹄のような形をしたポリウレタンの中にEVAが封入されている構造の名称。
シワになりにくい。
加水分解しにくさとクッション性に特化。
EVAを圧縮成型することで劣化抑制とクッション性を両立した素材の名称。日本主導で開発された。
シワになりやすい。

違い③:こだわりの素材

スムースレザーも得意なイギリス製

イギリス製は名門タンナー・ホーウィン社の厳選された良質な皮革を使用されることが多い。
あふれ出る高級感。どこから見ても完璧。もう言葉はいらない・・・。

イギリス製でスムースレザーの商品が展開されているのは、実は日本からの要望だそうです。
スムースレザーはミッドソールの接着する時に、革の表面をヤスリがけして、わざと傷を付けて糊付けするのですが、ここが結構仕上がりを左右するポイントではあるので、品質にムラや不良が出やすい。また、傷が付いたらスエードのように誤魔化しが効かない。

「ミッドソールとアッパーに小さな隙間がある!!!」と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
革靴を作っていた事がある私の経験則からすれば、その事象、実はあるあるです。
思いっきりソールが剝がれているでもない限り、「人間の温かみを感じるな」と捉えています。

UKの方が細い?

イギリス製の方が「タイトだな~」と感じる人は多いと思います。
しかし、イギリスの工場では革の裁断の時に革の伸びをしっかり計算して裁断されているだけあって履きこんでいくと「ゆるくなる!!!」という印象。
特にM1500やM991はかなりタイトめ。
人気の高いモデルですが、幅がイマイチ合わなくて悩む方は多いと思います。


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スエードが美しいアメリカ製

アメリカ製の製品の70%以上はアメリカの素材が使われていると言われています。
イギリス製とは反対に、ピッキングスエード(豚)を使った製品が多く、その大半がウルバリン社のもの。
しっとりと柔らかくて馴染みがよく、すべすべで、遠くから見ても綺麗なスエードなんです。

スエードは起毛していて糊付きが良いので、ミッドソールを接着する時に品質にムラが出にくいです。
ミッドソールとアッパーの間に隙間が空いているというような事はそんなに無いのではないでしょうか。

布のメッシュ1つとっても、アジア製より柔らかくて良いメッシュを使っているのでなんだか、普通のメッシュよりは良いな!と分かって頂けると思います。

アジア生産が悪い訳ではない

疑問

じゃあ大量生産だと質が悪くなるのか?

とちょっと疑問に思う方も中にはいるかもしれませんが、そんなことはありません。
例えば、ニューバランスの代表的なモデル【996】ですが、廉価版の【CM996】はハイエンドモデル【M996】のクオリティーにかなり近づいています。

その理由

よくハイエンドモデルに搭載されることが多い、C-CAPというクッションが搭載されているので履き心地が最高!
使用されている革や素材もチープな印象は無く、手頃な価格帯でありながら納得できるクオリティ。

一言で「合皮」といっても最近は合皮の質も良くなっていますし、例え名門タンナーの革じゃなくても風合いが酷すぎるわけでもありません。
履き心地も十分に満足できるアジア生産のモデルは沢山ありますので侮ることなかれ!です。
仕事用などで、汚れる心配があるけど履き心地も譲れない・・・!という時の一足としてとってもオススメ。

574の合皮
ML574。そこまでチープな印象は無い。

お手頃価格でmadeシリーズを体感できるモデル一覧

実は高級モデルの廉価版モデルが存在します!!つまり、お手頃価格でmadeシリーズの履き心地に近いものを体感できます。
なかなか買う勇気がでなくても、クオリティは申し分なく、デザインもそのままで、まずは半分くらいのお値段でお試しできます。
iPhoneでいうところの、手頃なSEか、一番スペックが乗っかった15promaxにするかみたいな感じです。

モデル廉価版(お手頃)made(高価)
996 iconCM996 icon (定価15,180)U996 icon (定価33,000)
576ML574 (定価10,890)M576 (定価28,600)
1700CM1700 (定価17,600)M1700 (定価42,900)

コスパ重視なら廉価版がねらい目

「スニーカーに2万、3万出せないよ!!!」「汚れを気にせず気軽に履く用が欲しいよ!!!」という方にはアジア生産の廉価版がねらい目です。

CM996BG
廉価版CM996

CM996はお手頃な価格でありながら、made in USAのM996に引けをとらないクオリティーになっています。

世界で一番履かれているニューバランスといえば、M576の廉価版ML574。カラー展開が超豊富なので気に入った一足が必ず見つかる。

高級ラインをお得に買う方法

高級なニューバランスを、廉価版モデルとそんなに大差ない価格で買える機会は、あります!

ご存じの方も多いと思いますが、ニューバランス公式オンラインアウトレットが穴場なので、ぜひご覧になってみてください!
(ハイエンドモデルの場合は、Amazon・楽天・ヤフーは全然安くねぇ!!という事が多いです・・・)

カラー展開などはある程度限られてきますが、2万円を切っていることも多いのでオススメです。
メルカリなどのフリマサイトでは偽物が流通しているので、素人目に見て判断ができない場合はお店で買うのがベターです。

公式オンラインアウトレット

公式オンラインアウトレットへのアクセス方法

探し方

  • 右上の検索リンク→【キーワード・品番で検索】→品番を入力(例えば 996 576 など数字だけでもOK)
    そうすると、1シーズン前のモデルなどがズラッと出てきます。掘り出し物が結構あります。

番号が分からなければ検索窓にmadeと入れて検索してみてください

メリット


  • 断然お得に買える

    公式アウトレットは、B品ではなく、前のモデル(型落ち)がお値打ちになっています。
    タイミングがよければ狙っていたシューズがあるかも。私は定番色よりもピンクとかを好むので、よくお世話になっています。


  • 正規品なのかな・・・という心配がない

    アマゾンのレビューを見ていると「正規品か?」という心配をしている方は実際に多いです。メルカリやフリマアプリでも偽物がかなり横行しています。
    公式で購入すれば、変なものが届く事はまずないので安心。よく分からない人から買うと結局損してしまうなんてことも。
    万が一なにかあった時でも対応してもらえます。


  • 家にいながら選べる


    ネットだと莫大な商品数の中から選べるので、きっと気に入るものが見つかります。

ただ、店舗だとサイズ選びの不安なく選べるというメリットや安心感があります。
実店舗が近くにある方はサイズの相談だけでも、ぜひ足を運んでみていただきたいです。

品番のアルファベットについて

以前は、made.シリーズ(ハイエンドモデル)の品番の頭文字は、男性なら【M】女性なら【W】でしたが、2024年現在は【M】【U】【OU】など様々です。
逆にアジア生産で【M】のもの(例えばM1906)もあったりするので、そこまで興味がない人にとってはモデル名だけで見分けるのが難しくなってきたかもしれません。

まとめ

                                                                                                                                                                                              機械による大量生産が主流の今、スニーカーを手作業で作ることにこだわる企業はニューバランスくらいです!

私は靴作りをしていた経験があるので、機械で大量生産されるのが当たり前の世の中で、このお値段は安すぎ(お値段以上)だと思っています。
と同時に現地で製作に携わる職人さんや労働環境をすごく大事にしているニューバランスの姿勢がいいなぁとも思っています。

革新的な機械ができて作業効率が上がっていくことはもちろん素晴らしい事だと思いますが、機械化が進んでも人間の感覚を大事にしている大企業はニューバランスくらいだと思います。
人間の感覚、例えば「靴底をノリで接着する時どのくらいの量が適切か」とか「ミシンのステッチを微妙に粗くしてニュアンスを出し当時を再現をする」ということなどです。

だからこそユーザー側も安心感があるし、次なにがリリースされるのか・・・!と楽しみになってきます。

手仕事で仕上げられた高クオリティのスニーカーはすべての人に「履くと全然違う!」という感動をもたらしてくれ、コレクター欲が刺激されてだんだんとハマる人も多いです。
また、街中で履いている人を見て心の中で「ぉお~⤴」と思います(笑)

とはいえ、アジア生産モデルには別注モデルや限定モノが多く、スニーカー好きを喜ばせています。
そしてまた、街中で履いている人を見て心の中で「ぉお~⤴」と思うのです。笑

ちょっといいスニーカーが欲しい方、もともと気になっていた方、きっと後悔しないのでぜひ挑戦してみてください!

  • この記事を書いた人
may

may

製靴の専門学校を卒業後、574の履き心地に衝撃を受けたことをきっかけにシューズの良さを1人でも多くの人に伝えたいという思いからnew balanceの店舗で働き年間数千人以上の接客をしてきました。 足のサイズは25.5cm。メンズもレディースも両方いけます。

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